最近、若い人たちの白内障が急激に増えているとのニュースを見ました。
エビデンスはないものの、長時間のPCやスマホで強い光を浴び続けていることが原因ではないかと、テレビに登場した眼科医が指摘していました。

白内障は高齢者の疾患というイメージがあるのですが、最近は20代の患者が増えているそうです。その医師によると、今までは1か月に1人いるかどうかだったのが、毎週のように患者さんがやってくるとのことでした。
電子機器に接する時間が長い人は、機能性レンズなどで強い光から眼を守るようにしてくださいね。
そして、この問題とともに忘れていけないのはアトピー患者の治療などに使われる薬の存在です。

アトピー性皮膚炎やぜんそく、リウマチなどの治療に幅広く使用されているステロイド薬が原因となるのが「ステロイド白内障」です。進行が早いそうですよ。
また、アトピー治療が原因で円錐角膜になる方もおられます。円錐角膜は眼圧上昇や緑内障などの合併症を引き起こす可能性が高いので油断は禁物。
私たち現代人は不調になると薬に頼ってしまうのですが、強い薬ほど毒にもなります。適切な対症療法とともに、食事や生活環境の改善なども含めてアプローチしていきたいものですね。

若い世代でスマホ白内障増加(FNNプライムオンライン)
https://www.fnn.jp/articles/-/825083

若年性白内障について(先進会眼科)
https://senshinkai-clinic.jp/cataract/young-people/