メガネは、一見単純な作りに見えますが、小さいながらも様々な部品から成り立っており、それぞれが重要な役目を果たしています。どれかひとつでもバランスが悪ければ、全体の掛け心地に影響してしまいますよね。
たとえばテンプル。耳にかける部分です。昔のメガネは、鼻に乗せるだけのものでした。テンプルが発明されたのは18世紀前半とのことです。テンプルの誕生によって、メガネの安定感が飛躍的に向上しました。
古いタイプのテンプル「巻きつる」型は1860年代に登場しました。
そしてこの巻きつる型は、現在でも活躍しています。別名スポーツフレーム。もともとは、乗馬のためのメガネとして作られたらしいんです。激しく動いてもずれないことから、軍用としても活躍した時代があったとか。
もちろん現代にも愛用者は大勢います。大人だけでなく、遠視のお子様のためにも利用されています。ただ、お子様にとっては、何かあった時に外れないメガネがベストなのかどうかは評価の分かれるところですが…。
掛け外しをしても型崩れしない。
激しく動いてもずれない。
古風なイメージの巻きつるテンプルを持つフレームは、なかなかどうして、すぐれものであります(*^^)v