近年、近視のお子さんが増えています。
「近視ならメガネをかければいいよね」という風潮なんですが、実は、将来の緑内障や網膜剥離などの疾患にかかる率が高いんです。(日本眼科医会)
人生100年時代を生きる子どもたちの将来の見え方を守るためにも、子どもの近視を進行させないことが重要だと言われています。
そのためにはどうすれば良いか。簡単です。外で遊ばせましょう。それだけです。
スマホやゲームで焦点距離が近いライフスタイルは、どうしても近視を進行させてしまいます。屋外で、遠くを見る時間を持つことが重要なんですね。
直射日光に当たる必要はありません。紫外線角膜炎(目の日焼け)や皮膚がんの心配もありますから、木陰でOK。晴れた日は帽子やサングラスで直射日光を防ぎましょう。
ただし「外でスマホ」では意味がありません。身体を動かす楽しさを体験させてくださいね。
スマホやゲーム機、タブレット、ノートパソコンなどを長期間使用する社会が急に訪れたため、成長期のお子さんにどのような影響を及ぼすかは科学的に検証されていませんが、バランスの取れた眼の使い方が望まれることだけは確かです。
なかには「子供がメガネをかけると、もっと眼が悪くなるのでは?」とおっしゃる方がいます。メガネをかけたり外したりしたからといって、眼は悪くなりません。反対に黒板や教科書の字が見にくいといった理由で、学ぶ楽しさを失ってしまう子供さんも多いんです。
お子さんによっては、遠くを見る時に眼鏡が必要という軽い近視のお子さんも居ます。あるいは黒板を見るためのメガネと、家庭で使う度の弱いメガネを使いわけているお子さんもいますよ。適正な視力を補ってあげることが、子供の眼精疲労を防ぐことにつながります。
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