色が持つ効果~カラーレンズは変化自在

「カラーレンズ」をご存じですか? 一言でいうと色付きレンズなんですが、「サングラスのこと」ではないんです。

今回おすすめしたいのは「眼鏡を利用するならば、自分に似合う、そして自分を元気にしてくれるカラーレンズを装着してみませんか」なんです。

色が持つ効果~カラーレンズは変化自在


ということで、カラーレンズの特徴と、色そのものの個性をご紹介します。何かとストレスが溜まる昨今を乗り切るために、カラーにチャレンジしてみませんか。代表的な6色系統をご紹介しますね。

◎ブラウン系レンズ

ブラウン系のレンズは青い波長をカットしてくれるので視界全体の眩しさを和らげてクリアにする効果があります。ゴルフや雪原のウィンタースポーツにも向いています。

もっとも一般的な色味であり、肌の色にも近いので馴染みやすいレンズといえますね。ブラウン系統の色相によっては、活発にも穏やかにも自分自身を演出できます。

【ブラウンの効果】
大地、土を感じさせるので安定した印象を与えます。伝統や歴史を感じさせてくれるので、大人っぽいイメージを醸し出します。地道にコツコツ取り組まなければならないシーンでは、着実に進む力となってくれるでしょう。


◎グレー系レンズ

グレー系のレンズは、有彩色系に比べると視界における色の影響が少ないため、色の眩しさを軽減する効果が優れています。ランニングなどの屋外スポーツやドライブ・レジャーにおすすめ。しかも、この系統は誰にでも似合う色なので、ファッションやメイクと喧嘩しません。取り入れやすい色です。

【グレーの効果】
白と黒の両方の性質を持つ中立的な色で、落ち着いた印象を与える効果があります。地味ですが、都会的で洗練されたイメージがあり、苛立ちや疲れなどのストレスを和らげる効果が期待できます。


◎ブルー系レンズ

ブルー系のレンズは強い光や強い日差しを緩和してくれる働きを持っています。ウィンタースポーツやサイクリングなどによさそうですね。赤や黄色の波長をカットして光のコントラストを和らげてくれるので、目が疲れにくいという特徴があります。長時間のドライブや普段使いに良いですね。しかも、目元のくすみを目立たなくする効果あり!

【ブルーの効果】
血圧や心拍数を下げる働きがあります。気持ちを落ち着かせ集中力を増加させる心理効果ですね。さわやかで涼しげな印象から、誠実、清潔、信頼といったイメージをもたらしてくれます。清潔感のある白との相性良し。


◎イエロー系レンズ

イエロー系のカラーレンズは、背景とのコントラストをはっきりしてくれるので、景色が見やすくなり、天気が良くない曇り空のドライブなんかに威力を発揮してくれます。しかし、かなりファッション性が高くなりますので違和感を感じるかもしれません。淡い色なら大丈夫ですよね。おしゃれな感じになると思います。

【イエローの効果】
有彩色のなかでも特に明るい黄色は「光」や「太陽」のイメージを与えてくれます。集中力や判断力、記憶力を高める効果があるとされています。人を明るくしてくれるポジティブカラーといえますので、物事をてきぱき進めたい時に頼りになる色ともいえます。


◎グリーン系レンズ

グリーン系のカラーレンズは、色相環のちょうど真ん中に位置し、赤系と青系の光をどちらも遮断してくれるので目が疲れにくく長時間の運転に向いています。近くと遠くのコントラストがはっきりするので、ゴルフや釣りにもおススメです。もちろん、パソコンやジョギングなどにも向いていますよ。しかもグリーン系は肌の赤み、くすみを目立たなくしてくれる働きがあります。

【グリーンの効果】
癒しやリラックス、人の気持ちを落ち着かせるという心理効果があります。グリーンが気になる時はきっと、一息つきたい時。イメージ的には健康、若々しさ、安全、親しみやすさを感じさせる色。


◎ピンク系レンズ

ピンク系のカラーレンズには、光を遮る効果はそれほどありません。しかし、視界が明るくコントラストをはっきりさせる効果があります。雨天や曇天でも景色が見やすいです。一番の特徴は肌のトーンが上がるので、明るく、健康的できれいに見えるはず。これは大きなポイントですね。

【ピンクの効果】
人を和ませ、優しい気持ちにしてくれる色。非常に良い印象を与えます。視覚的に柔らかいので緊張を和らげ、人の興奮や攻撃性を弱める効果もあります。ホルモンバランスを整える働きもあり。


さて、ここからが大事なお話です。カラーレンズを選ぶってことが、単なる「好み」ではないとわかっていただけたと思います。次はトーンについて。色の濃度の問題です。

色が持つ効果~カラーレンズは変化自在

サングラスに濃い色、薄い色があるように、カラーレンズにも様々な濃度があります。違和感がなく普段使いでもビジネスシーンでも使えて、しかも、色の持つ効果が見込める濃度は、10%以下です。

えーと、50%の濃度だと、完全にサングラスの世界となり、TPОを考えなきゃなりません15%でも、勘違いされてしまうかもしれません。

10%以下ならば、まず誤解はされません。公的なシーンにおいても安心です。5%、10%であっても、色が見え方を補正し、疲れ目を軽減してくれるはず。仕事中の眼精疲労を軽減したり、集中力を高めたりすることに繋がります。

ビッグメガネ那覇では、今回ご紹介したカラーレンズだけでなく、様々なシーンに適応した機能レンズのご相談も承っておりますので、どうぞ気軽にお問い合わせください。



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